油汚れ、煮こぼれ、焼けこげなどの汚れがほとんどです。
ついてすぐのものは簡単にとれますが、こびりついてくると、だんだんとれにくくなります。
つねに早めに汚れをとることが大切です。
※フッ素加工のものは、基本的には熱いうちに湿らせたふきんで拭くだけできれいになります。
どうしてもとれないときは、台所用洗剤をつけて拭いてください。
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■念入りお掃除の場合は、フッ素加工以外のものは次の手順です。
1. ガスの元栓を閉めます。また、窓を開け、換気扇をまわして換気をよくします。
2.ゴム手袋をはめ、液がたれないよう端の部分を少し折り曲げます。
3.五徳、受け皿、グリル、網など、とり外せるものをすべて外し、流し台のシンクの中に
置きます。
◎アドバイス
シンクを傷つけないために、下にふきんなどを敷いて置いてください。
[五徳、受け皿、グリル、網など]
4.ワイヤーブラシ(金属製ブラシ)または金串や古いスプーンの柄で、こびりついた汚れを
それぞれ削りとります。
5.シンクの栓をし、外したものがすべて漬かるように、シンクの1/2~2/3(30リットル)
くらいまで40~50℃のお湯をためます。
6.お湯の中に酸素系漂白剤120g(グラス2/3程度)を入れ、さらに台所用洗剤を
ティースプーン2杯程度加えます。
ブクブク泡がでてきますので、15~20分ほどそのまま放置します。
◎アドバイス
・シンクには、ステンレスの他、アルミやホーローなどがあります。アルミの場合、
酸素系漂白剤につけ込むと黒っぽく変色することがあります。
・レンジの各部といっしょに、流し台の三角コーナーなど小物も浸しておけば、
きれいになります。また漂白剤溶液でふきんを軽く絞り、流し台まわりの油汚れや
タイルの目地を拭くと、簡単に汚れを落とせます。
7.その後、栓を外して液を流し、それぞれスポンジで拭けば汚れは簡単に落ちます。
◎アドバイス
漂白剤溶液を流すことで、排水パイプ内の汚れもスッキリ落とせます。
8.汚れがとれたら、水を流して、漂白剤や汚れ分を十分洗い落とします。
9.最後に、乾いたふきんで水気を拭きとり、乾燥させておきます。
◎アドバイス
・五徳や受け皿などを漂白剤溶液につけている間にバーナー、本体の外側などを
おそうじします。
・ブラシでこするときバーナー、点火プラグ、着火センサーなどを、曲げたり動かさない
よう注意します。
[バーナー]
10.ワイヤーブラシ(金属製ブラシ)または金串や古いスプーンの柄で、こびりついた汚れを
こすりとります。
11.バーナーの穴の部分は、金串を通し、こびりついた汚れをしっかりとります。
[本体の外側]
◎アドバイス
ガススイッチのつまみなど、外せるものは洗剤溶液などに漬けておくと、簡単に
汚れがとれます。
12.表示どおりに薄めた住まいの強力洗剤を、ふきんにつけて絞り、汚れを拭きとります。
13.汚れが残った所には、その部分に洗剤をつけ、その上から台所用ラップをカットし
素早く貼りつけます。
14.10~15分間ほどそのまま放置し、汚れが浮き上がるのを待ってから、ラップを
はがします。
15.その後、水に浸し固く絞ったふきんで拭くと、汚れが楽に落とせます。
16.焼けこげなどの汚れが残った場合は、石けんつきスチールウールたわしで丁寧に
こすり落とします。このとき、ステンレスの場合は、必ず目に沿ってこすります。
◎アドバイス
・ステンレスの目にさからってこすると、表面に細かなキズがつき、光沢が
なくなります。また、そのキズにホコリや汚れが入りこみ、とれにくい汚れの原因に
なります。
・石けんつきスチールウールたわしを使った後は、十分に水拭きし、金属片を
とり除いておきます。金属片がわずかでも残っていると、サビの原因になります。
強くみがくとキズがつくことがありますので、目立たないところで試してから使用して
ください。
17.その後、水に浸し固く絞ったふきんで、汚れや洗剤分を十分拭きとります。
◎アドバイス
ふきんは、洗濯機でまとめて脱水しておくと便利です。
[ゴム管]
18.ふきんに表示どおり薄めた台所用洗剤(または住まいの強力洗剤)をつけ、はさむように
して、汚れを拭きとります。
19.その後、台所用洗剤溶液(3~5倍に薄めたもの)を筆で管のまわりに塗ります。
泡の出る個所があれば、穴があいている証拠ですから新しいものととりかえます。
◎アドバイス
古くなったゴム管は、定期的にとり替えましょう。
20.その後、水に浸し固く絞ったふきんで、はさむようにして全体を拭き、残った汚れや
洗剤分を拭きとっておきます。